今回は、私たちセミナー・トレーナーにとっての「必読書」をご紹介します。
日本での発売開始は2008年。ビジネス書としては高価なのですが、10年近く売れ続けているベストセラーです。現在発売中のものは第3版のようです。
「クリエイティブ・トレーニング・テクニック・ハンドブック」(日本能率協会マネジメントセンター)
ロバート・パイク 著
セミナーでの学びが参加者の記憶に定着するためには、参加者が主体的に考え答を導きだす機会を、できるだけ多く提供する必要があります。また、「早く職場に戻って実践したい!」と参加者が感じることが、学びを日々の業務に活かす原動力そのものとなります。
こうしたことが実現してはじめて、研修は単なるイベントで終わることなく、職場における課題解決策として機能していきます。
この本では、これらを実現させる、まさに「クリエイティブ・テクニック」が具体的に数多く紹介されており、ページをめくるごとに目からうろこがポロポロと零れ落ちます。
セミナー・トレーナー向けに書かれてはいますが、その効果の確実さ故に「誰かを指導する立場にある方」には職種を問わず、ぜひともおすすめしたい1冊です。
新人指導のOJT担当者、部下育成を担うマネージャ、コンサルタントの方、ビジネスコーチの方、教職にある方などなど、お役に立つことがきっと見つかるはずです。
かつて、この本の著者であるボブ(ロバート)・パイク氏がセミナー中に語ってくださったことが、私たちにとって非常に大切な道標となっています。
トレーナーが教えることは、明日、早速忘れ去ってよいことではない。
参加者自身がこれからよりよく生きていくために、必要不可欠な学びを提供する。
それがトレーナーの使命・役割だ。
私たちトレーナーは、具体的にモノを生み出すことがありませんが、この言葉は仕事へのモチベーションを一層高めてくれると共に、仕事への誇りを改めて自覚させてくれました。
「クリエイティブ・テクニック」は、こうした学びを提供するための心得や手段の集大成です。 迷ったり、困ったりしたときには必ず立ち戻る、まさに「バイブル」なのです。
この「クリエイティブ・テクニック」は、日本で学ぶこともできます。ケイキャリアパートナーズのセミナー・トレーナーも大変お世話になっています。
詳細はリンク先よりぜひご覧ください!