≪コラム≫1分間で成果を出し続ける

今回のコラムは、企業でマネジメントを担っている人の必読書のひとつをご紹介。

2015年に新装版が出版されました。実に35年ぶりの改訂だそうです。

 

新 1分間マネージャー」(ダイヤモンド社) K・ブランチャード 他著


 

「生産性の向上」は企業にとっては、永久不滅の課題。絶え間ない努力が求められるテーマです。

生産性向上とは、同じ成果ならより短い時間で出せるようになること、同じ時間でより高い成果を出せるようになることです。それは、時間や人といった「量」の問題でもあり、価値や品質といった「質」の問題でもあります。

 

マネジメントにおける「生産性」とは、部下が高い成果を出せる状況を、いかに少ない投資で実現するか?を考え実行することに他なりません。

 

この本に登場する「1分間マネージャー」がそのためにやっていることは、たったの3つ。

  1. 1分間目標 /One Minute Goals
  2. 1分間称賛 /One Minute Praisings
  3. 1分間修正 /One Minute Re-Directs

「これだけ?本当に?」思わず、そういいたくなりますよね。

本の中では、なぜこれだけでいいのか、そして、誰にでも真剣に取り組めば1分間で成果が出せるマネージャーになれる、その訳やポイントが解説されていきます。なるほどと納得できる具体的な解説です。中でも「歩き始めた赤ちゃん」のエピソードにはドキッとさせられました。すぐにでも自分のやり方を変え、新たにはじめたくなります。

ただし、これは徹底的に積極的にやって、はじめて成果につながるのだとも実感します。中途半端ではいけないのです。

 

数年前に参加したATD(当時はASTD)のカンファレンスで、この本の著者、K・ブランチャード氏の講演をきく機会を得ました。「GROW」というリーダーシップに関する本が出版され、その内容を紹介するワークショップでした。

このときにもおっしゃっていたのは、「大事なのは、フィードバックを素直に受け取ること」「フィードバックは最高の朝食(一日の活力として最良)」といったことでした。

 

「1分間マネージャー」もいいます。

1分間かけて目標を見直そう。次に、現状を振り返ろう。そして両者が一致しているか確かめよう

 

マネージャーの生産性を最大化するには、部下の成果最大化が必須です。

そのためには、必要なときに必要なフィードバックを提供し続けること。そしてそれがうまくいっているかどうかを見極めるために、部下からのフィードバックも重要視すること。

特に肝に銘じておきたい重要なポイントです。

 

 

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